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東京日記(12/9~11)、その2。

2014-12-13 15:33:33 | 書きとめ日記

今週は2泊で東京へ。安く上げようとちょっと東京の東寄りのホテルに宿泊。これで多少は安くなる。(こんなところでケチっていても他ではどんどん使っているのに、という矛盾はある。)

まず最初はホテルへ、空港から直行。午後2時過ぎに着いたのだが、早すぎるので荷物だけでも預けようと思っていたのだ。ところがフロントでチェックインできますよとの快い返事。荷物を部屋に運びすぐ出ようとしたのだが、ちょっとベッドに横になったら気づいたら夕方に。

いけない。と急いで下北沢へ。また演劇のメッカ、今夜は下北沢を荒らす予定。どうにか、間に合って駅前のOFFOFFへ。関西の演劇と東京の演劇とはかなり質的にも違うと思っていた。勝手に思っていた。ところがこの出し物は、この内容だったら関西の演劇の方が随分上。ちょっとがっかりで東京の第一夜は過ぎる。

翌日は午後の演劇でまた下北沢へ行かなければならない。それまで何をしようか、と。もう医院に行く必要もなく、何も考えていなかったのだが、朝、変に早く起きてしまう。しょうがないから時間つぶしにと言ったら失礼だが、新宿で1本、キム・ギドクの新作を見る。

「メビウス」という映画なんだが、音響はあっても登場人物のセリフが一切ないという珍しい作品である。思ったより、セリフのないもどかしさとか、不親切な感じは全くなく(それほど演出が研ぎ澄まされていたからであろう)さすがギドクだなあと思う。でもテーマが人間の根源的なセックス(というより欲望)なので、荒い展開である。それにしても少々ガキっぽい映画だなあなんて感じたのは僕もかなり老いてきたからだろうか、、(というよりギドクは若いねえ)。

昼過ぎ、また下北沢に着く。ちょっと街をぶらつく。いつ来てもこの街は変わらない気がする。若者の街だけでない何か親しみを感じる街だ。シアター711で思いがけない面白い演劇を見る。何か、大阪の漫才の、あの、空気感を持っている劇団である、といっていいのかどうか、、。すこぶるいい。納得して下北を離れる。この充実感。

夜は気のおけない旧友たちと飲み会。これも年間行事となっている。みんな、それぞれ仕事の終わりの話をしている。そして家族の悩みも。でもそれなりにみんな幸せなんだろうなあと思う。人生の終末を考えている節もない。まあ、それでいいのだ。

帰り際、行きつけの女将が珍しく外に出て12月いっぱいで店を閉めるという。店自体は繁盛しているらしいのだが、親の介護で田舎に引っ込むらしい。なんとまあ。これも時勢か、、。新たな店探しを来年は迫られることになる。

翌日は仕事。ビジネス。会議でほとほと疲れ、雨降る中大阪に帰る。何とか風邪も持ち応えたようだ。今週も夜は行事が入っている。年を考えないとなあ、、。

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