初めてのジャングリング演劇。木下サーカスなんかで見たことはあるが、演劇とどう融和させるんだろうかと、興味津々で観る。
とても静かな演劇で、観客席も上演前から物音ひとつしない静謐な空間になっていた。そして始まると、そこには男の子と女の子との淡い恋と成就が描かれていた、、。
ジャングリングが二人の心情等を描写する一大要素になっていた。おのずから優しく、中には激しいものも出現する。二人の出会いとその後を描くには、ストーリーもシンプルだ。だからこそ二人の愛のきらめきもおのずから伝わってくる。
まず、55分に仕上げたこのジャングリングが素晴らしい。演劇にとてもマッチしている。音楽も、照明もまたすこぶるいい。演劇でこれほどポエムを感じることも珍しいが、バレエを見ている感もある。きれい過ぎてラストは身震いするほどだ。
圧倒的なラスト。しびれました!
川田氏はこういう役柄はお得意だろうけど、新境地を開いたと思う。
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