
古きよき時代のロマンス、いわば現代を全く意識しないレトロ調の雰囲気を醸し出している軽いノリのいかにもフランス映画。主演のカトリーヌ・フロもまさにそんな風貌の女優である。
言っては悪いが、もう誰も相手にしなくなったような出がらしのお茶のような女性ではあるが、愛することには長けているが、愛されることに戸惑う中年女性のときめき感をけなげに演じている。
少々フランス映画では珍しい漫画チックな味わいのある演出である。映画を見ていて浮き浮きするような原初的なモノがそこにある。これはこの作品の優れたところで楽しいのであるが、話が少々並列的というか、単純すぎる気がしないでもない。
財産、名声等普通の人間が獲得できないものすべてを持っている男と、仕事に明け暮れてはいるが確かな人生の価値観を持っている女。適当に愛することはあっても本当は愛に飢え愛されたいと切望している男と、愛することだけに没頭し愛されることを忘れている女。
と、結構漫画チックで話の展開が適当なんだけれど、ミュージカル風の構成だから仕方がないんでしょう。まあ、見ている間は楽しい映画を見ている気持ちになります。そういう意味では最近珍しい映画ならではのノリノリ映画でもあります。
しかし、こういう映画って、映画館を出ると読後感が希薄というか、すぐ目先の現実に戻されちゃいますね。そこが少々堪らないけれど、いかにも小粋なフランス映画って感じです。たまにはこういう映画もいいよね。
言っては悪いが、もう誰も相手にしなくなったような出がらしのお茶のような女性ではあるが、愛することには長けているが、愛されることに戸惑う中年女性のときめき感をけなげに演じている。
少々フランス映画では珍しい漫画チックな味わいのある演出である。映画を見ていて浮き浮きするような原初的なモノがそこにある。これはこの作品の優れたところで楽しいのであるが、話が少々並列的というか、単純すぎる気がしないでもない。
財産、名声等普通の人間が獲得できないものすべてを持っている男と、仕事に明け暮れてはいるが確かな人生の価値観を持っている女。適当に愛することはあっても本当は愛に飢え愛されたいと切望している男と、愛することだけに没頭し愛されることを忘れている女。
と、結構漫画チックで話の展開が適当なんだけれど、ミュージカル風の構成だから仕方がないんでしょう。まあ、見ている間は楽しい映画を見ている気持ちになります。そういう意味では最近珍しい映画ならではのノリノリ映画でもあります。
しかし、こういう映画って、映画館を出ると読後感が希薄というか、すぐ目先の現実に戻されちゃいますね。そこが少々堪らないけれど、いかにも小粋なフランス映画って感じです。たまにはこういう映画もいいよね。
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