電車の吊広告で最近キトラ古墳のことが結構出ている。今飛鳥の文化館で3面の展示が行われているが、待ち時間が凄いらしい。ネットで確認していたら土、日曜日で2時間ということであった。
だいたい僕はラーメンでさえ待って食べたことがない並ぶのが嫌い人間であります。その時間を知って、行く気も失せていた。
ところが、火曜日の朝9時過ぎごろ何となくネットで確かめると待ち時間が0分と出ている。うへ、これはラッキーと、いそいそ出かけることになった。
近いのは阿倍野からであろうと、久々に環状線に乗る。意外と早く天王寺に着き、近鉄へ。阿倍野東口で飛鳥スルー切符を購入。なんと、往復切符代で、神社仏閣記念館等の割引も付いている。おトクです。
急行で橿原神宮駅に降りる。駅構内の飛鳥観光案内所で地図等を貰う。改札をそのまま出たら何もない広場に出た。だが、そこに1件レンタサイクルの店を見つける。親切なおじさんだったが、僕は橿原神宮駅から飛鳥に回り自転車をそこで乗り捨てしたかった。けれど、この店ではそれは出来ないことが分かった。おじさんは(といっても僕とそれほど変わらないと思う)反対側の駅前に乗り捨ての出来るレンタサイクル店があることを教えてくれる。
地下道をくぐると東口に出る。大きな広場で、多少にぎやかそうであった。
そこでレンタサイクルの手続きをする。飛鳥の店で乗り捨てするようにとのチケットをくれる。
さあ、出発だ。駅から、真東にサイクリングする。観光用の案内標識が全くないので、地図で確認しながら目的地を目指す。まず、飛鳥資料館でキトラ古墳壁画等別公開だ。15,6分で目的地に着く。意外と迷わず行けた。
ところが肝心の待ち時間は0分から75分に変わっていた。
えー、75分って、長いよね。でも、ここまで来たからには仕方がない。待っている間の壁側には近くの山田寺の歴史等が掲示されていたが、あまり見ている人は少ない。年配の夫婦連れが多く、みんな静かに待っていない。東京の女性に比べると声がみんな大きすぎるような気がするが、元気な証拠でしょうか、、。
やっと75分過ぎて、3面のキトラに出会う。今回は十二支のうち子・丑・寅です。感動モノです。でも、見ている時間は1,2分ぐらいです。仕方がないでしょうね、みんな待ってるんですもんね。
資料館を出る時は待ち時間105分になっていた。みんな我慢強いデス。既に午後1時を経過。昼食はと考えると、前にレストランがある。
ところが、レストランは休みで、向かいの弁当の購入者のみ利用できるとある。時間も時間なので、仰せの通りにする。弁当は1200円でまあ食べられそうな内容であった。他に食べられるところもないのに結構空いている。皆さんどこで食べてるのかな。
さあ、またサイクリングだ。次は南に降りて飛鳥寺を目指す。自転車は完全ママチャリなので、のぼり坂は下りて漕ぐ。ところが道を間違えたようで、1本道を曲がり過ぎて、藤原鎌足の生誕地に着いてしまう。日本歴史に絶大な影響を見せている藤原氏の始祖者の祠がある。しかし、かなり荒れている。奈良には藤原の寺、興福寺があるのに関係がないのかな。寺でないと全く違うのかもしれない。(明治の廃仏毀釈の影響か、、)でも気の毒でもある。
結構高校生とかの集団に出会う。修学旅行かな。次は飛鳥寺だ。ここは飛鳥大仏が有名。いつ見てもいい顔をしている。珍しくここは堂内撮影OK。蘇我馬子が創設と聞く。不思議と今は天台宗らしい。
途中、10人ほどのおば様族に自転車を止められ駅を聞かれる。さっと答えないので不審そう。地図を開くも間違ってはいけないので、僕も観光客ですから、と言うと「あら、土地の人かと思った」で片付けられちゃった。地元の人間に見えるか。地元の人間はこんなアップダウンのきついところで自転車なんか乗らないです。集団のおばさんは怖いデス。
次に目指すは石舞台。結構距離があるなあと思っていたら途中酒船石遺跡に着く。見る気もなかったのだが、ぶらぶら歩いていると女性に呼び止められた。何と、通行料が必要らしい。300円を払う。
飛鳥の遺跡には説明出来ないものが多く、これも結局分からないなんてことが書いてある。祭事に使われたのではないか、とか、何かいい加減だなあ。
大きいが、不謹慎かも分からないが、トイレに形状が似ている。
いよいよ石舞台に着く。馬子の墓と言われている。結構整備されていてがらんどうだった昔とえらい違い。それなりに飛鳥の往時をしのぶ。
橘寺に着く。ここは昔から飛鳥の自然と共に心が落ち着くいい寺だ。特に池がいい。静かだ。新堂ができていて天井画が華やかだ。
道を挟んで向かいの川原寺跡に行く。大きな規模の寺であったことが分かる。柱跡で古代の都の規模が分かる。ここも好きなところだ。
さて、いよいよ飛鳥駅を目指して帰ろう。と思っていたら途中高松塚壁画館に出合う。何度となく見た壁画だが、模写でも見る価値があると思い、入る。ただ、時間があまりなくなっている。意外と狭かったが、古代の色彩のきらびやかさを知る。
さて、と、早くサイクルセンターに着きたい。飛鳥駅前にお目当ての店にたどり着く。店の暇そうなおばさんはチケットを提出してください、と言う。そうだ、そんなのあったなと思い、捜すが出てこない。
「まあ、店の中でゆっくり捜してください」とおばさんに薦められ、中に入りリュックサックをひっくり返すが、出てこない。チケットがないとだめですか?と聞くが、ないと困ります、と言われる。乗り捨てなので事務処理があるのだろう。財布を捜してもない。橿原神宮のサイクルセンターに電話をしてくれと言われて困り果て、でも絶対ないはずの名詞入れを見るとなんとそこに大切にしまっているではないか!
おばさんも、大事にしまわれていたんですね、と微笑む。
その間、10分。冷や汗。
飛鳥駅に着く。暑い。飲み物を一気に飲み干す。大阪まで今から帰る。実に30年ぶりの飛鳥旅行でありました。以前は歩いたものですが、自転車なので意外と疲れませんでした。たまにはいいですよね。
だいたい僕はラーメンでさえ待って食べたことがない並ぶのが嫌い人間であります。その時間を知って、行く気も失せていた。
ところが、火曜日の朝9時過ぎごろ何となくネットで確かめると待ち時間が0分と出ている。うへ、これはラッキーと、いそいそ出かけることになった。
近いのは阿倍野からであろうと、久々に環状線に乗る。意外と早く天王寺に着き、近鉄へ。阿倍野東口で飛鳥スルー切符を購入。なんと、往復切符代で、神社仏閣記念館等の割引も付いている。おトクです。
急行で橿原神宮駅に降りる。駅構内の飛鳥観光案内所で地図等を貰う。改札をそのまま出たら何もない広場に出た。だが、そこに1件レンタサイクルの店を見つける。親切なおじさんだったが、僕は橿原神宮駅から飛鳥に回り自転車をそこで乗り捨てしたかった。けれど、この店ではそれは出来ないことが分かった。おじさんは(といっても僕とそれほど変わらないと思う)反対側の駅前に乗り捨ての出来るレンタサイクル店があることを教えてくれる。
地下道をくぐると東口に出る。大きな広場で、多少にぎやかそうであった。
そこでレンタサイクルの手続きをする。飛鳥の店で乗り捨てするようにとのチケットをくれる。
さあ、出発だ。駅から、真東にサイクリングする。観光用の案内標識が全くないので、地図で確認しながら目的地を目指す。まず、飛鳥資料館でキトラ古墳壁画等別公開だ。15,6分で目的地に着く。意外と迷わず行けた。
ところが肝心の待ち時間は0分から75分に変わっていた。
えー、75分って、長いよね。でも、ここまで来たからには仕方がない。待っている間の壁側には近くの山田寺の歴史等が掲示されていたが、あまり見ている人は少ない。年配の夫婦連れが多く、みんな静かに待っていない。東京の女性に比べると声がみんな大きすぎるような気がするが、元気な証拠でしょうか、、。
やっと75分過ぎて、3面のキトラに出会う。今回は十二支のうち子・丑・寅です。感動モノです。でも、見ている時間は1,2分ぐらいです。仕方がないでしょうね、みんな待ってるんですもんね。
資料館を出る時は待ち時間105分になっていた。みんな我慢強いデス。既に午後1時を経過。昼食はと考えると、前にレストランがある。
ところが、レストランは休みで、向かいの弁当の購入者のみ利用できるとある。時間も時間なので、仰せの通りにする。弁当は1200円でまあ食べられそうな内容であった。他に食べられるところもないのに結構空いている。皆さんどこで食べてるのかな。
さあ、またサイクリングだ。次は南に降りて飛鳥寺を目指す。自転車は完全ママチャリなので、のぼり坂は下りて漕ぐ。ところが道を間違えたようで、1本道を曲がり過ぎて、藤原鎌足の生誕地に着いてしまう。日本歴史に絶大な影響を見せている藤原氏の始祖者の祠がある。しかし、かなり荒れている。奈良には藤原の寺、興福寺があるのに関係がないのかな。寺でないと全く違うのかもしれない。(明治の廃仏毀釈の影響か、、)でも気の毒でもある。
結構高校生とかの集団に出会う。修学旅行かな。次は飛鳥寺だ。ここは飛鳥大仏が有名。いつ見てもいい顔をしている。珍しくここは堂内撮影OK。蘇我馬子が創設と聞く。不思議と今は天台宗らしい。
途中、10人ほどのおば様族に自転車を止められ駅を聞かれる。さっと答えないので不審そう。地図を開くも間違ってはいけないので、僕も観光客ですから、と言うと「あら、土地の人かと思った」で片付けられちゃった。地元の人間に見えるか。地元の人間はこんなアップダウンのきついところで自転車なんか乗らないです。集団のおばさんは怖いデス。
次に目指すは石舞台。結構距離があるなあと思っていたら途中酒船石遺跡に着く。見る気もなかったのだが、ぶらぶら歩いていると女性に呼び止められた。何と、通行料が必要らしい。300円を払う。
飛鳥の遺跡には説明出来ないものが多く、これも結局分からないなんてことが書いてある。祭事に使われたのではないか、とか、何かいい加減だなあ。
大きいが、不謹慎かも分からないが、トイレに形状が似ている。
いよいよ石舞台に着く。馬子の墓と言われている。結構整備されていてがらんどうだった昔とえらい違い。それなりに飛鳥の往時をしのぶ。
橘寺に着く。ここは昔から飛鳥の自然と共に心が落ち着くいい寺だ。特に池がいい。静かだ。新堂ができていて天井画が華やかだ。
道を挟んで向かいの川原寺跡に行く。大きな規模の寺であったことが分かる。柱跡で古代の都の規模が分かる。ここも好きなところだ。
さて、いよいよ飛鳥駅を目指して帰ろう。と思っていたら途中高松塚壁画館に出合う。何度となく見た壁画だが、模写でも見る価値があると思い、入る。ただ、時間があまりなくなっている。意外と狭かったが、古代の色彩のきらびやかさを知る。
さて、と、早くサイクルセンターに着きたい。飛鳥駅前にお目当ての店にたどり着く。店の暇そうなおばさんはチケットを提出してください、と言う。そうだ、そんなのあったなと思い、捜すが出てこない。
「まあ、店の中でゆっくり捜してください」とおばさんに薦められ、中に入りリュックサックをひっくり返すが、出てこない。チケットがないとだめですか?と聞くが、ないと困ります、と言われる。乗り捨てなので事務処理があるのだろう。財布を捜してもない。橿原神宮のサイクルセンターに電話をしてくれと言われて困り果て、でも絶対ないはずの名詞入れを見るとなんとそこに大切にしまっているではないか!
おばさんも、大事にしまわれていたんですね、と微笑む。
その間、10分。冷や汗。
飛鳥駅に着く。暑い。飲み物を一気に飲み干す。大阪まで今から帰る。実に30年ぶりの飛鳥旅行でありました。以前は歩いたものですが、自転車なので意外と疲れませんでした。たまにはいいですよね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます