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グラスホッパー(伊坂幸太郎)(2004 角川書店) 70点

2008-05-24 11:03:06 | 読書遍歴
若者に受けそうな殺し屋がいっぱい登場する。「自殺屋」鯨、「押し屋」槿、「ナイフの殺し屋」蝉、それに元教師鈴木が絡んで右往左往するハナシ。

うーん、相変わらずアイデアが斬新ですね。特に「自殺屋」鯨は殺した亡霊が常に彼にまとわりつきこれは迫真の面白さ。僕は鈴木が復讐を遂げようとする非合法組織「令嬢」の女上司が気に入り、ほんと絵になるほど、ぞっこん。

でも、意外や練られていない風に見受けられる部分も多く、他の作品に比較すると少々流したくなるところもあった。彼もまだ若いということなんでしょうか、、。

相変わらず会話のセンスの良さに惚れ込み、ニヤニヤしながら満員電車でいい時間を過ごさせていただいた奇特な小説ではあります。

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