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十三&梅田映画日記(3/29~3/30)

2010-03-31 15:55:32 | 書きとめ日記
先週はメルヴィルの処女作を見た。そして今週は我が敬愛するロベール・ブレッソンの処女作だ。これはわが映画人生でもうれしいことである。

ブレッソンの今まで見た映画は7本。5点満点を平均すると4.7点になる。それほど僕のブレッソンへの評価はとても高い。

だいたいセリフは演技性がほとんどない。昔、大島渚が良くこの手法を用いていた。だから、セリフ棒読みの横尾忠則もすぐ大島の世界に入っていくことができた。(新宿泥棒日記など)それほど俳優の演技性を否定していた映画作家である。小説でいうところの完全純文学作家というべきか。僕にとって、ラストの「ラルジャン」がどうもいまだ理解できていないところはあるが、いまだ気になる映画作家だ。

その処女作が十三で公開されている。すわ、駆けつける。結構お年を召した映画ファンが廊下を占めている。いるんですね。嬉しくなる。この中に入ると僕も若い。

映画は修道院の話。でも驚くことなかれ。この映画では演技は普通につけていた。映像も極度に凝ってはいない。意外だった。

翌日はなんばパークスに行く。午前は「花のあと」。午後は「誰かが私にキスをした」。
それぞれ今一番花咲いている女優さんを見る。それは美しい。

このパークスビルに来るといつも困るのが昼食時。一人でおじさんが入るところは本当にない。今日は時間があったので、仕方なくナンバシティの方まで遠征。やっと、落ち着くところで食事。パークスも女性たち、子供連れにはいいところなんだろうけどなあ、、。
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