最近、シネ・ヌーヴォによく来る。この映画館はファンにとって、なくしてはいけない映画館である。けれど、僕のあまり見ないドキュメンタリー作品が多かったので、敬遠気味だったのだ。でも最近は劇映画も多く上映され、また通うようになっている。そして今日の映画は、、。
途中まではなぜか日本映画の「裸の島」を思い浮かべていた。しかし、シンプルさでは同等だが、テーマが現代における神の不在を追求していることが分かって来てから、何か現代社会の格差社会とかいう陳腐なものでないことも分かって来、しかし退屈感も出てくるのであった。
ラストまでのあの山を叩き潰す行為のしつこさ、何分続いただろうか、西洋人の体力と精神力のタフさを感じ、僕は画面から逃げたくなったほどだ。
原初的なカメラワークは素敵だったが、あのラストの奇跡は何だったのだろうかねえ、、。僕は異端なる神とも取れるし、愚かな人間が造ったバベルの塔を壊そうとしていたとも思えるし、異端ではない正真正銘のキリスト神とも取れる。
少なくともベースには現代における不条理を敷いているのは間違いないです。
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