平面の舞台設定。そして観客席にもポツンポツンと演劇者の座る席が用意してある。観客はそれぞれ4,5メートルの幅の通路のような舞台を交互に目を合わせる。そしてその通路には一筋のテープが長い直線を描いている。
俳優のセリフのほかにもプロジェクターで映された文字が時々出てくる。俳優のセリフとともにその字幕を読んでいるとワンテンポ遅れそうになるので、なるべく字幕はさっと見るだけにする。
ある女の一生というべきか、常にキャリーバックを書かれて歩く女が老年にはそのキャリーバッグが手押し車に変わる。斬新な切り口と設定の舞台である。野心的だ。前衛的とも言えるだろう。結構面白い。でも難解と思われてしまう舞台に違いない。ほとんどイメージの舞台だから、観客の脳裏にイメージが定着しないとこの舞台はただの浮遊物となってしまう。
そんな危険性もあるが、なかなか僕は感心した。何かにぶつかって取り組もうとする意気込みが演劇人の基本スタイルである。称賛に値する。
俳優のセリフのほかにもプロジェクターで映された文字が時々出てくる。俳優のセリフとともにその字幕を読んでいるとワンテンポ遅れそうになるので、なるべく字幕はさっと見るだけにする。
ある女の一生というべきか、常にキャリーバックを書かれて歩く女が老年にはそのキャリーバッグが手押し車に変わる。斬新な切り口と設定の舞台である。野心的だ。前衛的とも言えるだろう。結構面白い。でも難解と思われてしまう舞台に違いない。ほとんどイメージの舞台だから、観客の脳裏にイメージが定着しないとこの舞台はただの浮遊物となってしまう。
そんな危険性もあるが、なかなか僕は感心した。何かにぶつかって取り組もうとする意気込みが演劇人の基本スタイルである。称賛に値する。
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