ギドクはいつもシンプルだ。テーマは剛速球。それでいて、人生の深淵を追求しているのでぐいぐい観客を引っ張る強さがある。
今回は意外や古くて新しいテーマ「愛」である。しかも、顔という一番俗っぽく、とは言うものの重要な部分を執拗に追い詰めている。
この手法は勅使河原宏が40年前に「他人の顔」で実践している。勅使河原宏ほど前衛的でなく、むしろ整形手術を用いて、いわゆる通俗的なのである。でも、映像全体はギドクであるゆえんだろう、相変わらずだれるところがなく張り詰めている。むしろ孤高な挑みを見せている。
人が人を愛するということは一体全体何なんだろう。永遠に同じ人を愛することが出来るのだろうか。
人間がこの世に出現して以来、ずっと考えている当たり前のテーマをシンプルに探索している。だが、解答はこの映画では男の喪失と共に成されることはなかったと思う。
とても面白い映画だったなあ。彼の求めるところは生一本という感じで、世界的にも稀有な映画作家だ。
今回は意外や古くて新しいテーマ「愛」である。しかも、顔という一番俗っぽく、とは言うものの重要な部分を執拗に追い詰めている。
この手法は勅使河原宏が40年前に「他人の顔」で実践している。勅使河原宏ほど前衛的でなく、むしろ整形手術を用いて、いわゆる通俗的なのである。でも、映像全体はギドクであるゆえんだろう、相変わらずだれるところがなく張り詰めている。むしろ孤高な挑みを見せている。
人が人を愛するということは一体全体何なんだろう。永遠に同じ人を愛することが出来るのだろうか。
人間がこの世に出現して以来、ずっと考えている当たり前のテーマをシンプルに探索している。だが、解答はこの映画では男の喪失と共に成されることはなかったと思う。
とても面白い映画だったなあ。彼の求めるところは生一本という感じで、世界的にも稀有な映画作家だ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます