誰もが知っているという触れ込みの竹取物語、しかし実は僕は一度も岩波の薄い原書を読んだこともなければ、現代語訳の短編小説を読んだこともありません。ただ絵本等で断片的にある程度の話を知っているだけ。
だからこのハナシは面白かった。途中で捨て丸との恋心はねつ造だとは分かってはいたが、それでも捨て丸が子供もいる父親になっている設定がなかなか神妙で面白く、そして哀しく、この亜流の話も捨てがたいものがありました。
何といってもこの作品の見どころは、あの水墨画を色付けしたようなアニメーション作画にありましょう。まさにすこぶる日本的で、これを外国人が見たらもっと驚くのではないでしょうか。僕はこの絵を見ただけでもう全編映画であること、アニメであることを忘れ、画家高畑勲の世界にどっぷり浸かっていたのでした。
もうそれだけでこの映画は十分です。アニメが絵画映画であることも十分証明したのですから、、。
ブログを拝見したのですが、ぜひ映画ログでもレビューを書いていただけたら、と思っています。
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