うーむ、これはなかなかの前衛劇風。冒頭から小さなダンスから始まる。ダンスというより小さな動きといった方がいいだろうか、緩やかなダンスである。
出し物はあっと驚いたが、鏡花の「外科室」がメインイメージ。これは難しいぞ。というのも、文語調の朗読で始まるこの劇は一瞬で好きになった男と女が何年後かに手術室で告白し合う超純愛劇だからである。
だから、朗読に徹し、イメージで狭い劇場を乱舞する。でも、この文語調の朗読が難しい。僕のようなオジサンでもムズイのだから、若い人がこの鏡花の小説を朗読で理解できるはずがない、と思ってしまう。
鏡花だけでは思ったのか、さすが、劇は現代劇も取り上げてあり、そちらは明るく春らしいイメージ。鏡花との対照性もなかなかおつのもの。
と、出し物は難しくとも、3人(ほとんど女優さんの2人だが)の静かなダンスが興味深く、現代における鏡花を小さな演劇空間に甦らせてくれた。素晴らしい力作であります。
出し物はあっと驚いたが、鏡花の「外科室」がメインイメージ。これは難しいぞ。というのも、文語調の朗読で始まるこの劇は一瞬で好きになった男と女が何年後かに手術室で告白し合う超純愛劇だからである。
だから、朗読に徹し、イメージで狭い劇場を乱舞する。でも、この文語調の朗読が難しい。僕のようなオジサンでもムズイのだから、若い人がこの鏡花の小説を朗読で理解できるはずがない、と思ってしまう。
鏡花だけでは思ったのか、さすが、劇は現代劇も取り上げてあり、そちらは明るく春らしいイメージ。鏡花との対照性もなかなかおつのもの。
と、出し物は難しくとも、3人(ほとんど女優さんの2人だが)の静かなダンスが興味深く、現代における鏡花を小さな演劇空間に甦らせてくれた。素晴らしい力作であります。
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