100年ほど未来の地球移住の話です。家族の話が根幹にあるんですが、仮想世界がリンクするので、最初はどうも分かりづらかった。
でもいかにも若い劇団がモチーフにしたそうな未来志向のテーマで、ストーリーが分かってくると、今と未来も家族に対する気持ちはおんなじなんだねと納得させられる。
衣装にそれほど気を使っているわけでもなく、観客的には、それぞれの役どころに感情移入しづらいというのが今回のネックかなあとも思いましたが、まあそれでもちゃんと完結させるところは大したものだと思わせる。
それと、話がそれほど深みに向かっていかないので、感動までは行かなかったかなあ。ホン的にはもうちょっと練ってほしかった部分もあり、テーマが少々収束しなかった感もあった。
でも役者陣はみんなカッコよく、きれいで、華がある。これからぐんぐん伸びてくる劇団だと思う。期待したい。
Qbic!!『社会人劇団短編上演フェスティバル』でMEHEM『 for{” look!!” };』を観劇。セントさんも「秀逸」と書かれていたように印象に残る。ウイングフィールドでの公演でなければ間違いなく行った公演。
点数が低いというより、演劇に関してシビアに評価する余裕がようやく出来ましたので、従来の映画評価並みの点数にすることに決めたのです。
ですから、70点から初めて、5点を段階的に増やす手法です。(80点以上が当年度のベストテン対象作品という考え方です。)
劇は若い方々の夢やロマンがいっぱいで面白かったです。
それでは。