翻訳もので最初は取っつきにくかったけれど、そのうち慣れてくると叔父と姪の少々異常な関係に舞台と観客席とがどんどん密接してくる。
俳優たちの汗と吐息と動悸までが聞こえてきそうな濃密な舞台であった。近親相姦といっても血のつながりはないのだから、特に目くじらを立てるものでもない。それが15歳ぐらいから始まり18歳で終わるという時間的基軸が存在するというのがとてもユニークであった。
主役を務めるお二人の演技的確かさはこれ以上ないぐらい完璧でした。その他3人の俳優陣も多種な性格を使い分ける布陣もすごくとても秀逸な舞台となっています。
ただ、原作の時代設定がそのままで現代との違和感を多少感じるのも事実である。それはこの演劇の評価を損なうものではないが、、。
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