西原理恵子の原作モノって多いよね。そのほとんどを見ているが,でもやはりこうい成長ものというのはすがすがしく見ていて親身になれる。自分自身に何かを得るものがある。それがすなわち青春なんだけどね。
僕のようなこんな年寄りでもこの映画に素直に入り込めるというのは、(それだけ作品に魅力があるというのは当然だけど)主人公が等身大でどこにでもいるような女の子だということなんだよね。
努力をすれば報われるなんてそんなノー天気なことは言わないけれど、やはりカネなし・仕事なし・男(女)なし(この映画の場合はあるけれども)の3重苦は今では普通の若者にも環境としてあてはまる人も多いはず。
その親近感がいいんだよね。そして何かしらこの映画から得るものも多い。僕だってモチロンこの映画から元気をもらうものが多かった。特にラスト。キャノンカメラで主人公を写す男の子のシーンは感動的だ。恥ずかしくも一筋の涙を流してしまいました。
と、こういう風にこの映画に自然と喜んで話せるというのはそれだけこの映画が優れているということなんでしょうね。北乃きいもよかった。池松壮亮も意外とうまかった。すっぴんに近い瀬戸朝香も内面的にもきれいだった。とても好きな作品です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます