いわゆる難病ものだ。両親が17歳の高校生というのがちと目新しい。
息子のためにガムシャラに働く両親。でも稼ぐといっても若い二人には限度がある。早老病という珍しい病気でテレビに特集されることになり、多少の金が入ってくることから新たな悩みも、、。。
進行が息子のパソコンによる記述というのがいい。明るいし、何より両親に対する絶対的な愛情が込められており、親がいかに息子を大事に育てていたかがわかる。いいドラマである。泣かせるテクニックも長けている。
でもなぜか僕は涙腺が緩まない。その時の僕の心情状況にもよるんだけど、ずっと乾いてる。
なぜだか今でも分からない。周りは泣いているから僕だけの理由なんでしょう。
以前プラビ主演の映画で、男が老人から赤ん坊に時間をかけて反成長する映画を見たが、この映画では逆に5倍のスピードで時間が早まってゆくのだ。
両親が結婚した17歳のころには、はや息子に人生の終焉が待っている。映画的にも子供のまま老けてゆくメイキャップも見ものだではあるが、考えたら通常の「子供難病」もの映画なのである。
そうなんだ。ぼくはこの、子供を使った難病ものが、昔から苦手だったんだ。いかにもお涙頂戴になるもんね。
カン・ドンウォンとソン・ヘギョは17歳役も全然違和感なし。そして演技もオーバーアクトでならなく、実に立派でした。
死にゆく息子に新しく生まれる弟(か妹)に逢わせたかったのは僕だけではないでしょう。ちょっとラストが平凡、かな。
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