前作「監視者たち」でいい味を出したチョ・ウィソク監督作品で、俄然期待したが、まあいわゆる韓国エンタメアクションの域は越えられなかったかな。俳優陣も多彩で、しかもフィリピンにまで範囲を広げた話題作だが、逆にこうなると演出が行き届かなくなるのだろうか、、。
やはり韓国映画は何か新しいものを出してほしいね。対日本映画に対してはそれが一番の見どころである。こんな展開だったら、日本映画でも金を出さないでもできちゃうよ。ちょっと反省してほしい、な~~んて、言っても、2時間20分、それほど退屈しなかったのも事実だし、水準の出来ではある。
イ・ビョンホンはフィリッピンに行ってからの、白髪交じりの中年男ぶりがなかなかよろしい。そして今回は、ラストのラスト、番外編オ・ダルスとの掛け合いシーンが最高に愉快。彼はコメディに進路を見出すべきだね。
カン・ドンウォンは最初から最後まで、カッコいいで通した。いいが、新味はない。
まあ、正月映画としては十分楽しめます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます