今月僕にとって最大の注目作品であります。前作「We are lucky friends」がまだ脳内にその強烈な印象が残っており、この作品を本当に心待ちしていました。
そして今日この作品を見る。全く違う演劇だなあというのがまず感想。あるルポライターがある村を取材に行く。そしてそこに得体のしれないものを垣間見てしまう、、。というカフカ的導入部。とてもぐいぐいと引き込まれます。面白いです。
でも、カフカのような暗さは不思議とないんですね。話としては暗いのに「不思議の国のアリス」的要素もあるからだろうか、少女的要素も強く、何故かはなやかでさえあります。
ストーリーはあってないようなもので、作者の強いイメージが濃厚に2時間を覆っている。ちょっとした悪夢空間、といった方がいいんだろうか、近未来人の現世を想像させます。
冒頭とラストでのしつこく続く雨音。嫌な音なんです。人類の未来が明かりもささないような天候のもと、じとじと暮らしているかのような、、。登場人物は毒ガスマスクさえしている。
それでもラストは人が結構死んでいるのになぜか救いもありますね。この作者の本質的な明るさがそうさせるのでしょう。またまた次の作品を見たくなりましたね。
蛇足ですが、練間沙は今回はほとんどセリフがなく、前回の練間全開の舞台を見てきた者からすると少々残念でした。(こればっかりは劇団側の思惑もあるのだろうから何とも言えないが、、)それでも彼の響く声を最後は聞けましたが。
次は年末でしょうか。楽しみにしています。
この度は「ペチカとエトランジェ」にお越しくださいまして誠にありがとうございます。
前作「We are lucky friends」も観にきてくださって、客演してましたはなうたロックも観にきてくださってありがとうございます。
本来なら、その時にもお礼申し上げるべきだったのですが、機を逸しておりました。すみません。
ご感想、興味深く拝見しました。
ありがとうございます。
自分たちの作ったものが、どう評価されているのかしっかりと文章で読めることはとてもありがたいなと思いました。
今後とも劇団冷凍うさぎを何卒よろしくお願い致します。
次回はセリフももう少しあると思いますので、また観ていただけたら幸いです。
この度はお越しいただき誠にありがとうございました。
やはり「We are lucky friends」の圧倒的な演劇が、まだ余韻にあり、この公演を期待していました。
今回もとても面白く拝見しました。また公演後の森岡様のお話も興味深く聞かせていただきました。
その時、練間さまの役柄について質問させていただきました。
森岡さまから、なかなか興味深いお話をいただき大変参考になりました。
練間さまには今回セリフなしで行くよと宣言したのに自然発生的にセリフを入れて来たということでした。それを聞き、練間さまの演劇に対する執念のようなものを思い、感服しました。
練間さまは天性の声の響き、声量に恵まれています。演劇を目指す者として有能な基礎資質が既に備わっているということだと思います。
今回いただいた冷凍うさぎの缶バッジを老齢ながら我がバッグに取り付けて楽しんでおります。
次回の舞台を楽しみにしています。
コメントありがとうございました。