いつも心がしっとり、お気に入りの劇団である。
栃木ゆーじさんという方、恐らくあの人なんだろうなあ、今まで実に味わい深い作品を提供していた人なので、ちょっとご年配かなあと思っていたけど、あの人ならまだ30代。実に若い。
そして今回はシェアハウスという現代的な設定なので、内容はともかくヤングが織りなす恋愛模様なんです。ちょっと甘いところもあるけど、この劇途中で、舞台が分岐します。観客はA室か、B室に分かれます。そしてまた同じ部屋に戻ってくる。
面白い試みで、これはたくさん劇を見ている僕でも初めての経験。おそらく時間を違えて同じことをやってるんだろうけど、こういう家を使用した劇場でないとこれは無理だなあ。面白い。
俳優陣がこんなにまじかに見るのも珍しく、劇を見ている感じもしないときもある。僕はことねさんが好きで、彼女のウエディングドレスを見ただけでもすこぶる満足。いい演劇でした。
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