旗揚げ公演って好きだ。その劇団のふつふつとしたすべてが詰まっているからだ。ある意味その劇団の試金石でもある。
5人による過去・未来、そして不思議なその通過点をテーマとした風変わりな話である。まあ、でもどこかで見たような演劇でもある。目新しくはない。しかし5人が若いので、抑えたエネルギーも感じるし、何より新鮮である。
だが、僕から言わせると旗揚げにしては朗読劇風である。演劇で基礎的な要素であるモーションが全くない。5人ともほとんど立ちすくんでセリフを言う。時々倒れたりするが、交差するセリフも動きも全くない。
なぜなんだろうか、、。
そのためすこぶる単調である。芝居の楽しみの30%ぐらいしか感じない。あえて意図するところがあるのだろうが、僕にはこの意図とやらも分からず、怠慢なものとして感じることになった。
きつい言い方だけど、もっと勝負しようぜ!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます