もうかれこれ20年以上見ている劇団で、僕の演劇人生の基流となる劇団である。彼らと知り合ったのが、彼らが20代、ということは僕の40代ということになる。その彼らがすでに40代になっているのだ、、。
毎年見ているのでしかとわからないが、彼らにも肉体の変貌はある。男性陣は見事に風流になってきているが、代表の岡部さんはここ2,3年大変貌を起こしている。今日も素敵で妖艶である。
さて劇の方はというと、これはもう岡部劇の魔術であろう。ほとんど毎回同じような手法、内容でありながら、きらりと光る光源を見出すのに時間はかからない。
いつもの小道具の段ボールがここ最近なくなり、そのせいでもあるまいが、実にイメージがハイセンスになっている。岡部魔術と言われる所以であろう。彼女の才能が今、花開いている感が強い。
今回はラストのどんでん返し風の大爆笑もさることながら、全体より、個々に気を払っている感が強かった。まだまだ掘り起こさせる岡部演劇。ますます気になるところである。
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