テレビ等でちょこちょこ見てはいたけれど、初めての舞台となる入江雅人の集大成演劇を昨夜観る。冒頭言っていたけれど関西公演は初めてだそうだ。そういえば出し物は東京のあちらこちらが出て来る。
僕は社会人の半分を東京で過ごしていたから彼の東京話もなじみがあるが、地の関西人はどうだっただろう、とか言う心配事はけれど即なくなった。
彼は根が関西人に近いんだ。東京に住んではいるんだろうけれど、関西人特有の反権力思考が窺われる。博多弁の一話もあったので福岡かなあと思っていたけれど後で調べるとまさにそうだった。
でも、独り芝居で2時間半。これはすごいですね。すべて脚本もあるのだ。一人なので適当なアドリブも使えないし、実際の通常の演劇より数段ムズイと思われる。スゴイ役者である。
2時間半、彼は突っ走る。当年50歳という。ものすごく若い。疲れを知らない中年ヤングとは彼のことを言うのではないだろうか。
出し物はすべてよかったが、中でも「東京大パニックメガネ」は恐ろしいほど引き込まれる。映画がお好きなのだろう、映画的スペクタクルを味わえる秀作だ。
こんな演劇がたったの2000円なんて、信じられない。4000円でも安いと思う。また関西に来てください。というか、彼を観に東京に行ってみようか、、。それほど充実した演劇であった。ゴキゲンだね。
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