ウイングフィールドという小さな劇場だが、さすがグランドロマン、この劇場を使い切っていて、90分あっという間だった。
演劇論に至る結構まじめな試みをこの劇団一流の昭和時代のつぶやき風をぶつぶつ吹き回し、ウフフと笑わせる仕組み。ただ、そんなエスプリも、考えていたら劇はさっさと先を進んでいるので、置いとけぼりに遭ってしまう。
テーマは演劇の8・1/2だと思うんだが、途中で教育現場が入ってきたり私は整理できずにそのままジ・エンドとなってしまいました。詰め込みすぎなのか、私の脳裏が空転しているのか、恐らく後者なんだろうけど、あれほどあっけらかんと明るい面白さを見せつけてくれているのに結構むずい演劇でした。
浦部氏は曲者だのう。
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