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パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 (2010/米=カナダ)(クリス・コロンバス) 70点

2010-03-11 13:48:08 | 映画遍歴
どだい児童文学の映画化だから大人がそのまま楽しめる作品でもなかろうに、なんてことはつゆ知らず、映像を追っていくうちにそれが分かって来はじめる我が愚弄さにはついつい愚痴も言いたくなる。

でも、いやに子供目線だなあとは思ってはいたものの、神話遊びも楽しめてそこそこの娯楽映画になっている。

問題はこういう児童ものに同化できない自分の精神状態にあると言える。昔のディズニーものだったら(フラッピーとかポリアンナとか)ぐーんと上昇ボルテージが上がったのかもしれないのだが、如何せん私はもう実年を超えています。そんな私でも、童心に戻れなかった(戻れるはずだと思っていた)慢心ぶりに自分に責めたいのです。

最近のCGものを見慣れているものにとっては、どちらかというと地味目な作り風。でもド派手じゃない分、子供にも十分安心して見せられるはず。

ラストも、何のことはない、神々の意外なもたつきようで大戦争は回避される。分かってはいてもあっけない終わり。でもこんなことを言っている自分はもう現代の汚れた空気に毒されている証拠デス。これが児童文庫なのですよ。映画を見る自分の汚染程度を知るリトマス試験紙のよな映画です。

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