予告編の【ジョセフ・ゴードン・レヴィット】の、つい見せるまなざしが面白く、強烈で、しかもリアルで、すべて命に関わることとはいえ、他人は要するにヒトゴトなんだなあ、いう訴求力がスゴイと思った。
本編、意外とハリウッド風に明るく、軽快で、がんという深刻さから離そうという思惑が全体に存在するのを感じた。彼の周辺にまつわる人々もみんな好人物であり、人生そうそうそんなにいい人たちに恵まれているのだろうか、という(僕なりの)斜めからの見方が出てきて(相変わらず僕はダメだね)、あっと気づくと親からも友人からも、そして会社からも、恋人からもすべて恵まれている(ある意味)ラッキーな青年のあっという間の闘病記なのでした。
同棲していた女の子とはそろそろ終焉期に入っていたように思ったが、映画では彼女の絵画を壊したりちょっとあのシーンはいただけないと思う。それなりに看病をしようとしていたのだからそれだけでも有難いと思わなければ、、。
予告編のあの主人公の寂しそうなまなざしは本篇ではそう目立つものではなかった。ひょっとしたら予告編は本篇のエッセンスだったのかもしれませんネ。
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