「隠蔽捜査」の第2弾。ところがこれがメチャ面白い。今野 敏という作家すごいわあ、、。とにかくめくるページのワクワク感、集中感は最近では随一。今まで彼の作品をあまり読んでなかったことがやたら恥ずかしい。
本庁総務課長から左遷で地元の某署長。しかし、全く基本的な仕事方針(人生方針と言った方がいいかな)は変わらず、どんどん窮地に追い込まれても動ぜず、最後にすごい打っちゃりを見せる。この打っちゃりはミステリーとしてもいわゆるどんでん返しのことで、1級のものである。
読後の爽快感は素晴らしく、この本が超1級であることを示している。今からどんどん彼の作品を読めるのはこれ以上ない至福の極みである。
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