現代の映画の技術、スタッフの思いを凝縮した快作です。映画でまだ何ができるかに挑戦したと十分感じ取れた。テクニカル面、人物像の掘り下げにいたるまで実に見事の一言!
中盤でブルースの家系の謎が解明され、えっ早過ぎない?とは思ったけれど、そこからきっちり緊張が続く展開はさすが、全編目が離せませんでした。
RPGのようなクイズ感覚で犯人との格闘が続く。この辺りが若者を取り込もうとしているのか、新鮮味が出ているのか分かりませんが、僕には面白かった。ポール・ダノが敢えて捕まった感じだったけど、意味が分からんね。脱獄するのかな?最後の最後の真犯人は有名俳優じゃなかったけど、ちょっともったいない気もする。
パティンソンはドラキュラシリーズのイメージが残るも、あの低音の声域は画面に迫力を持たせている。マスク部分が多いこの編でも十分内面の苦悩を演技できている。ゾーイも野性的で魅力的。ポール・ダノも人のよさそうな風貌なので逆に怖さがにじみ出る。コリン・ファレルは最後まで分かりませんでした。分かる人っているだろうか、、。
映画料金安し、と思われる作品でした。
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