編集者が次々繰り出す難題に4年もかけて作り上げた中編5編。これは珍しい。そしてとっても面白い。何より凝ってる。それぞれ二転三転した個性的な展開。これを読めるなんて、ほんとミステリーファン必見。いや、必読。それほど労作なのである。
5編とも読みやすく、入りやすい。あっという間に一つの話が終わる。贅沢。
その中でも、第二話「ニンジンなんてキュウリなんだよ」、第三話「おしゃべりな男たち」が好き。感心する。4年も時間をかけた結実。よーく分かります。最後の「タイトルはそこにある」はちょっとやり過ぎの感。何か違和感もある。
でも、こんな設定に挑戦した堀内氏に拍手!
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