結構分厚いので時間がかかると思ったが、仏像のうん畜が多かった割にはページを繰るスピードが速くなる。前半終わっても肝心のミステリー風の殺人事件が具体的に発生しないのでどうなるのかなと思ったけれども、それ以降はどんどんミステリーの深みが増してくる展開にわくわくしてくる。
恐らく犯人はこの人だなあと思った展開が壺にはまり過ぎなところは気負っていない気もするが、なかなか仏教に即した解決は独特で面白く、いたく気に入りました。
しかもこれで終わりかなと思っていたらさらにおまけの驚くべき展開も待っており、ミステリー好きにはこたえられない作品となっている。意外とこの作品で賞を勝ち取っていないが、彼の作品群でも力作の誉れ高いと僕は思っている。ずしんと残るミステリー読後感はたまらない。
恐らく犯人はこの人だなあと思った展開が壺にはまり過ぎなところは気負っていない気もするが、なかなか仏教に即した解決は独特で面白く、いたく気に入りました。
しかもこれで終わりかなと思っていたらさらにおまけの驚くべき展開も待っており、ミステリー好きにはこたえられない作品となっている。意外とこの作品で賞を勝ち取っていないが、彼の作品群でも力作の誉れ高いと僕は思っている。ずしんと残るミステリー読後感はたまらない。
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