ユニークで才気煥発、関西でも常に注目を集める劇団の新作です。今回はなんと日本の戦後政治史を辿る一応コメディです。
一応というのは、あまり笑いが取れなかったからなんですが、でもこの現在の政治状況までを俯瞰し、思い切りひねくれさせ、かなり現実を揶揄させた描き様はやはりシリアスとは言えず、コメディなんでしょうな。
その吹っ切れた感覚が全編を多い、いかにも面白い。映画もかなりお好きなんでしょうか、その造詣ぶりにも好感が持てます。
まあ、あのラストはかなり吹っ切れすぎて、ちょっと唖然ともしますが、打っちゃりといった感じでしょうか、でもとても2時間強、楽しめましたよ。いかにもいつも何かをテーゼして見せてくれる演劇です。
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