あ、そうか、これって、キリストの受難のハナシを現代に宿らせることの意味なんでしょうが、それにしても【トラン・アン・ユン】の今までの実績の片鱗も感じないほど雑な展開で驚きましたなあ、、。
こういうテーマは、結構、過去、映画でもあったように思うけれども、あまりに直接的過ぎるのでしょうか、復活を強引に現代に持ってきたことが、あざといというか、宗教的な何かを感じるわけでもなく、かえって安直に感じられてしまいました。
だって、悪を描くんだったら、『ダーク・ナイト』で現代はもう十分だし、他人の苦を共有する献身行為は【乙一】が『KIDS』で違う世界で展開している。何だか、場違いというか、人間への探索がこの映画ではさっぱり感じられませんでした。
恐らくモチーフだけで走り出した映画で、それはパレットで色をしっかり作る行為を忘れ、キャンパスに絵具を直接乱暴に塗りつくしたような、そんなイメージが残ります。【トラン・アン・ユン】の今までの精神性は何処に行ったんでしょうか、、。
映像は、とは言っても、感覚的に優れており、まだまだ【トラン・アン・ユン】を見捨てることは出来ません。次作に期待したい気は十分です。
こういうテーマは、結構、過去、映画でもあったように思うけれども、あまりに直接的過ぎるのでしょうか、復活を強引に現代に持ってきたことが、あざといというか、宗教的な何かを感じるわけでもなく、かえって安直に感じられてしまいました。
だって、悪を描くんだったら、『ダーク・ナイト』で現代はもう十分だし、他人の苦を共有する献身行為は【乙一】が『KIDS』で違う世界で展開している。何だか、場違いというか、人間への探索がこの映画ではさっぱり感じられませんでした。
恐らくモチーフだけで走り出した映画で、それはパレットで色をしっかり作る行為を忘れ、キャンパスに絵具を直接乱暴に塗りつくしたような、そんなイメージが残ります。【トラン・アン・ユン】の今までの精神性は何処に行ったんでしょうか、、。
映像は、とは言っても、感覚的に優れており、まだまだ【トラン・アン・ユン】を見捨てることは出来ません。次作に期待したい気は十分です。
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