
半年営業し、半年休んで次年度のメニューを探索するスペインの超人気レストランの悪戦苦闘の新料理発掘記である。
料理の種類がコースで30種類以上という一品ずつの量はそれほどでもないのだが、あっと驚く料理を出す店である。食材には何と日本の抹茶、松の葉、柑橘類など、日本に傾倒しているこの料理店の性向も分かる。
でもこの映画を見るために空腹だけは避けようと通常のランチを食べた僕に、この映画はそれほど料理への嗜好を際立つものにはしてくれない。ちょっと間違えばゲテモノとは言わないが、驚くほど風変わりの料理が次から次へと考案されるのである。
1年でこれらの料理もリセットされるから、そりゃあ毎年こういうことを続けていけばそのうち種切れになるのではないか、と心配していたら案の定現在は2年間の休業らしい。
どうもグルメからは程遠い僕が見るべき映画ではなかった感がする。まあ、2時間飽きさせることはないものの僕に接近してくれる映画ではないと見た。でもグルメファンはひょっとしたら随喜の涙を流していたのかもしれません。
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