ホテルから駅前の商店街に出る。ラーメン屋が見えたが、いくらなんでも夕食にラーメンというのも、と思い商店街を歩く。
ところが、いくら歩いても通常の店はあるものの飲食店がない。鮨屋、居酒屋らしきものもないことはなかったが、地元の人のみで賑わっていそうで、入りやすそうなところを探していたら商店街の果てまで来ちゃった。それにまだ午後7時ごろなのに、店もだいぶ消灯している。これはいかんな、と思いまた引き返す。
よくよく見ていいところがあれば入ろうと思ったが、ない。気づいたら、最初見たラーメン屋に来てしまう。まあいいか。昼はステーキを食べたんだから、夜は尾道ラーメンだ。餃子とビールで食卓を多少豪華にした夕食だ。
そのうち中学生だろうか、ひょっとしたら高校生かもしれないが女の子が10人ほどどやどや入ってきた。よく見ると先ほどホテルにいた子供たちだ。
店も混んできたので、すばやく食し店を出る。
ホテルに帰り風呂に入る。
その後時間があったが、今回の旅行にはノートパソコンを持参している。この旅行のために買った代物だ。このため夜の長い時間は危ないところに行くこともなく、また部屋の有料ビデオを見ることもなくネット散策をすることが出来た。
翌朝8時ごろまでは朝食が団体で混み合うということなので時間をずらし行って見たが、なんと昨夜の子供たちが食堂の入り口から溢れているではないか。
仕方ないので部屋に戻り、うんと遅い朝食にした。
さあ、尾道散策だ。出発は9時半。
駅前に歩くと昨夜のラーメン屋を通り過ぎると、林芙美子像が見えた。そこから山側に急激に上っていくと尾道古寺散策コースの入り口であった。山から見える尾道水道。林芙美子が「海が見える 海が見えた 五年振りに見る尾道の海は懐かしい」と詩った気持が分かる。絶景であります。瀬戸内海とはいえ、すぐ目の前に島々が続いているので、むしろ川のようだ。きれいです。映画「さびしんぼう」で富田靖子がフェリーで自転車通学していたのを思い出す。その港も見える。
千光寺に行くまでには志賀直哉や中村憲吉の旧居があったり、林芙美子の文学記念室などで随分忘れていた小説などを思い出す。
そのうち天満宮に出た。「転校生」で尾美としのりと小林聡美が転がり落ち中身が入れ替わってしまったあの石段がある。思ったより急だ。本当にに転がったら怪我じゃ済まされない角度と長さだ。感慨深い。
古寺散策とはよく言ったものだ。本当に寺が多い。20寺ぐらいあるんじゃないでしょうか。歩いていて退屈はしない。最高の気持ちだ。千光寺を降りたところに尾道美術館があった。時間もあり入ってみる。訪れる人も少なそうだ。日曜日なのだが、家族連れがちらほら。
出てみると、レスランがあった。即入る。ところが、尾道水道を見る位置に椅子があり、食事をしながら海を見ることが出来る。ランチを注文し、デザートまで頂く。全面ガラスなので写真も撮る。尾道はいい。その一言。
いやあ、結構歩くんです。登るんです。大変です。午後3時過ぎに休憩をかねて尾道図書館。座ると腰が沈みそう。これ以上歩けそうにない。
なぜこんなに寺が多いのだろう。恐らく尾道はかなり発展していた町だったんだろう、というのは分かる。それにしても急な坂の上での家屋というのも日常的に生活するのは大変そうだ。映画ではいいけれど、ね。
浄土時の手前に「ふたり」で中嶋朋子が木材が崩れ落ち下敷きになってしまう坂道を見る。映画ではこのシーンが怖くて何回もここだけを早送りしたりしていたものだが、行くと一人の男が脚立をしつらえてしっかりとカメラ撮影していた。僕と同じような気持ちの人もいるものなんですね。嬉しくなっちゃいました。
僕も同じくしっかりカメラ撮影し、坂道を後に。いよいよ浄土寺へ。
浄土寺といえば、小津安二郎の「東京物語」でしょう。東山千栄子の葬儀後に笠智衆と原節子が尾道の海を眺めながら話しているシーンが思い浮かびます。灯篭の位置が映画とは違っていたような気がしたんですが、、。
その後、尾道駅まで歩く途中におのみち映画資料館がありました。
何気なく入って見ると、映画のコーナーもあり、東京物語の映画シーンと実際の今という僕が試みていたものを映画にしているのもあり、本当に興味深々でした。しかし、大林宣彦に関してはまったく無視されていてびっくり。何か、そういえば尾道と大林がけんかをしているとは聞いたことありますが、、。
あっと気づくと、ここに1時間以上もいて、閉館時間になっていました。
体はがたがたですが、それでも充実した一日だったような気がします。
さあ、ホテルに帰ってぐっすり休もう。
ところが、いくら歩いても通常の店はあるものの飲食店がない。鮨屋、居酒屋らしきものもないことはなかったが、地元の人のみで賑わっていそうで、入りやすそうなところを探していたら商店街の果てまで来ちゃった。それにまだ午後7時ごろなのに、店もだいぶ消灯している。これはいかんな、と思いまた引き返す。
よくよく見ていいところがあれば入ろうと思ったが、ない。気づいたら、最初見たラーメン屋に来てしまう。まあいいか。昼はステーキを食べたんだから、夜は尾道ラーメンだ。餃子とビールで食卓を多少豪華にした夕食だ。
そのうち中学生だろうか、ひょっとしたら高校生かもしれないが女の子が10人ほどどやどや入ってきた。よく見ると先ほどホテルにいた子供たちだ。
店も混んできたので、すばやく食し店を出る。
ホテルに帰り風呂に入る。
その後時間があったが、今回の旅行にはノートパソコンを持参している。この旅行のために買った代物だ。このため夜の長い時間は危ないところに行くこともなく、また部屋の有料ビデオを見ることもなくネット散策をすることが出来た。
翌朝8時ごろまでは朝食が団体で混み合うということなので時間をずらし行って見たが、なんと昨夜の子供たちが食堂の入り口から溢れているではないか。
仕方ないので部屋に戻り、うんと遅い朝食にした。
さあ、尾道散策だ。出発は9時半。
駅前に歩くと昨夜のラーメン屋を通り過ぎると、林芙美子像が見えた。そこから山側に急激に上っていくと尾道古寺散策コースの入り口であった。山から見える尾道水道。林芙美子が「海が見える 海が見えた 五年振りに見る尾道の海は懐かしい」と詩った気持が分かる。絶景であります。瀬戸内海とはいえ、すぐ目の前に島々が続いているので、むしろ川のようだ。きれいです。映画「さびしんぼう」で富田靖子がフェリーで自転車通学していたのを思い出す。その港も見える。
千光寺に行くまでには志賀直哉や中村憲吉の旧居があったり、林芙美子の文学記念室などで随分忘れていた小説などを思い出す。
そのうち天満宮に出た。「転校生」で尾美としのりと小林聡美が転がり落ち中身が入れ替わってしまったあの石段がある。思ったより急だ。本当にに転がったら怪我じゃ済まされない角度と長さだ。感慨深い。
古寺散策とはよく言ったものだ。本当に寺が多い。20寺ぐらいあるんじゃないでしょうか。歩いていて退屈はしない。最高の気持ちだ。千光寺を降りたところに尾道美術館があった。時間もあり入ってみる。訪れる人も少なそうだ。日曜日なのだが、家族連れがちらほら。
出てみると、レスランがあった。即入る。ところが、尾道水道を見る位置に椅子があり、食事をしながら海を見ることが出来る。ランチを注文し、デザートまで頂く。全面ガラスなので写真も撮る。尾道はいい。その一言。
いやあ、結構歩くんです。登るんです。大変です。午後3時過ぎに休憩をかねて尾道図書館。座ると腰が沈みそう。これ以上歩けそうにない。
なぜこんなに寺が多いのだろう。恐らく尾道はかなり発展していた町だったんだろう、というのは分かる。それにしても急な坂の上での家屋というのも日常的に生活するのは大変そうだ。映画ではいいけれど、ね。
浄土時の手前に「ふたり」で中嶋朋子が木材が崩れ落ち下敷きになってしまう坂道を見る。映画ではこのシーンが怖くて何回もここだけを早送りしたりしていたものだが、行くと一人の男が脚立をしつらえてしっかりとカメラ撮影していた。僕と同じような気持ちの人もいるものなんですね。嬉しくなっちゃいました。
僕も同じくしっかりカメラ撮影し、坂道を後に。いよいよ浄土寺へ。
浄土寺といえば、小津安二郎の「東京物語」でしょう。東山千栄子の葬儀後に笠智衆と原節子が尾道の海を眺めながら話しているシーンが思い浮かびます。灯篭の位置が映画とは違っていたような気がしたんですが、、。
その後、尾道駅まで歩く途中におのみち映画資料館がありました。
何気なく入って見ると、映画のコーナーもあり、東京物語の映画シーンと実際の今という僕が試みていたものを映画にしているのもあり、本当に興味深々でした。しかし、大林宣彦に関してはまったく無視されていてびっくり。何か、そういえば尾道と大林がけんかをしているとは聞いたことありますが、、。
あっと気づくと、ここに1時間以上もいて、閉館時間になっていました。
体はがたがたですが、それでも充実した一日だったような気がします。
さあ、ホテルに帰ってぐっすり休もう。
尾道といえば、東京物語と大林監督ですね。
灯籠の位置が映画「東京物語」と違っているような気がされましたか。
今日私がupしました「心に残る名場面①東京物語より」に、灯籠の画像を入れました。
私のニックネームにURLをリンクしましたので、よければご覧ください。もし参考になれば幸甚です。