全く内容を知らないで久々の大林映画を見る。東日本大震災に連動し長岡に平和への祈りをささげた映画というべきか、花火と原爆との相似、且つ大空襲の恐怖を語り続けるべく平和へのメッセージを聴く。
上映時間は少し長いが、カメオ出演どころではない多数の大林一家の俳優陣の顔出しは十分楽しめる。しかし、いかにもこれが劇映画なのかという沸々した疑問が最後まで僕につきまとう。大林の言わんとするところは分かるが、やはり企画面で無理に劇映画から離れたことは成功したとは言えないのではないか、と思われる。
ただ、あの竹馬転じた一輪車の見事な使い方。何故か心ときめくものがあった。でも、やはり人に何かを伝える時、それがメッセージ色が強ければ強いほど、大林お得意の劇映画でそれを作ってほしかったというのが素直な僕の意見です。【森田直幸】なんかどうしていいのか分らないまま画面に出ていたような気がしたけど、、。
でも長岡の花火が観光のためでないことは良く分りました。
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