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ステイ・フレンズ (2011/米)(ウィル・グラック) 65点

2011-10-20 13:42:32 | 映画遍歴

恋愛・感情NGを基本にセックス・フレンドとして付き合うことにした二人がやがて、というある意味古典的なラブコメである。別にこういうテーマはどうでもいいというのが僕の本音だが、こういう映画を見て現代のカップルが感心するのだろうか、という疑問も一方では浮かんでくる。

別にセックスフレンド関係の二人は巷に溢れるほどいると思う。そういう二人が恋愛関係に発展するというのは世の道理でもあると思う。好きだけで結婚できないということも現代の若者は知っている。そもそも結婚はしてもいいけれど、どうしてもというわけでもないと思っている人たちも多いことだろう。

かくしてこの映画の二人は普通あり得ない家族からのちょっかいから真実の恋愛に目覚めるのである。でも、セックスフレンドとして付き合っている割には映像で見せるセックスは淡白だし、(だいたいシーツを覆ってのセックスシーンと言うのは僕に言わせればない方がよろしいと思う。)それほど生きる上でのひっ迫感も感じない。

ある程度男と女がいる時間を共有していけば恋愛に至るのは世の常道であり、お互い離れたくないからこそ結婚行動(同棲でもいいが)に入って行くのである。この映画が生ぬるいのは、冒頭の条件のもとセックスフレンドとしてお互いに関係するのなら、もっと激しいセックスが描かれて初めて現代を生き抜く若者の心の砂漠が描かれると思うからである。(ただ淡白なだけなのかなあ、、)

ラストもお決まりごとのハリウッド約束映画である。今時こんなラブコメを見て楽しむカップルがいるとも思えないのだが、特に期待していた【ミラ・クニス】が魅力的でないのにがっくりもした。個性的な女優なのでどちらかというと『ブラック・スワン』のような強い性格付けの役柄の方がよかったのかもしれない。それともただ演技力がないだけなのだろうか、、。

ちょっと映画料金を、珍しく損したと思える映画でもあります。加齢が進んでこういう映画がただ馬鹿らしくなっただけかもしれませんが、、。


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