劇団20周年記念上演。3時間を超える長丁場で、会場が空調不良で暑いまま演劇を見る。
話は4つのストーリーが並行して流れ、重いものもあれば卑近な軽い人生も描かれる。大道具というものはなく、舞台はシンプルだ。だから観客は想像力を立ててみることになる。結構、コミカルな話もあり、3時間退屈はしない。けれど、結構やはりちょっと長いかなあと思う。
ラストになって4つの話がリンクしてつながり、感動的な終わりを迎える。脚本のうまいところである。コミカルで狂言回し的な若い二人がいつの間にか二人の愛に気づいてゆく下りがこの劇の一番優れているところで、大いに感動した。話はヤング向きだが、観客は結構20年なのか、年向きが多かった。アインシュタインまで出てきて、インテリなのはわかる。20年は途上。この劇団、将来は明るい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます