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謎解きはディナーのあとで(東川篤哉(著) 小学館)(2010) 80点

2011-07-02 10:18:42 | 読書遍歴

確かにこの人の本は面白い。まるで漫才の掛け合いのようなボケとツッコミ。そして大富豪の令息、令嬢が警察の警部と刑事という設定。この二人だけでミステリーを切りまわしているのかなあと思ったら、令嬢刑事の執事が見事安楽探偵ぶりを発揮する。その爽快感。

しかしこれははっきり言って、推理クイズ集ですね。読みやすいけれど、子供っぽく、幼稚でさえある。軽過ぎて読んだ後から本がふわふわ飛んで行ってしまいそう。でもこれが面白いんだよなあ。そしてこれが現代のベストセラーでしかも本屋大賞なんだよね。

書店経営の苦労がまさに分かると言っていいほど。雑誌でさえ売れなくなった今、売り上げは内容もさありながら、貴重です。それは間違いない。売れる本を求めて書店は彷徨する、、。


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