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僕にとっては珍しい種類の演劇だ。とにかくとっても卑近過ぎる題材、手法、現実を見据えたカッコつけない抉り方は、ただ何となく舞台を見ていてはいけないと思わざるを得ない圧倒感を持って僕に迫る。
観客と舞台との距離を狭くしようとしているのだ。すなわち客観的に見せてくれないその演劇方法に最初驚きと違和感を持って見始めたのだが、例えば日常で電車の中で不意に起こる事件が目の前で実際起きているような錯覚さえ感じるほど実にリアルなんですね。
モチーフが現実的過ぎるので少々僕の脳裏にどこにでも起こりえる事件を見ているようで目が点になったが、それにしてもやはり面白い。1時間半、どんどん深みにはまってしまう自分を見ていたのであった。
こういう演劇もありかな、と劇場を出てニヤッとしている自分、、。演劇は見てみないと分からないです。
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