何か今この映画が出現するわけが後で余計分からなくなった映画でした。恐らく小説と読後感がかなり違うのではと思ってしまう印象です。(未読で失礼ですが)
家族5人の物語なんだが、5人とも何か人工的なんだよね。ベタな話なんだけど5人とも少々みんなイマイチ筋だけを追ってる感じというか、肉付けが少なすぎる。
父親。本社に呼ばれて過去の同僚の前で急に愛を叫んでもこちらは空しく引くしかない。
母親。盛岡であれほどの安さでマンションが借りられるのなら何故そのまま引きさがったのか、そこで終わっちゃってて知り切れとんぼ。
長女。思春期の誰にでもある難しい心情がいとも簡単に解決されてゆく摩訶不思議。
長男。作り込みが一番素直でもあるが、あの女の子とのロマンスは何かワカラナイを超えて意図自体が不明瞭。
姑。最初のころの近所の老人たちとの無愛想も理解不能で、認知症の初期症状はともかく、あの戦争で亡くなった弟のトラウマが唐突で何とも言えない不思議さ。
と、みんなのエピソードが断片的でドラマとしての盛り上がりが不足している。
そしてあの座敷わらしだが、やはり福の神であろうと、じっと周りにいるとしたら僕はキモイと思う。最後のオチはホラーではないのだから、、。
と、深みのない映画評でございました。ゴメンナサイ。
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