鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

山芋

2007-02-02 | 食べ物
種子島の実家から山芋が送られてきました。
山で掘った天然の山芋です。
早速トロロにして食べましたが、粘りがあり味が濃くて、栽培ものよりおいしかったです。


種子島では、手作りのカルカンを作りますが、昔は天然の山芋を掘って使っていましたが、今は掘り手がなかなかおらず、栽培ものを使うことが多くなっています。
やはり天然の山芋で作ったものがおいしいです。

山芋といえば思い出すのは、芥川龍之介の「芋粥」という小説。
簡単にいうと、平安時代、芋粥をお腹いっぱい食べることが夢だった風采の上がらない男に、ご馳走しようという人物が現れ、京都からはるばる敦賀まで連れられていく。
着くと、山のような芋粥が何十人という使用人によって料理されている。
男は一口食べただけで食欲をなくし、それ以上食べることができなかった・・・

夢は夢見ているときがいいのであって、十分過ぎるほど満たされると、逆に興味をなくしてしまう。
という心理、わかりますね。

それにしても芋粥とはそんなにおいしいものなのでしょうか。
コメント
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