鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

姶良カルデラ

2009-01-24 | 水辺の風景
カルデラは、火山が陥没してできた地形で、阿蘇カルデラが世界最大級のカルデラとして有名です。
南九州にも4つの大きなカルデラがあります。
北から、加久藤カルデラ(加久藤盆地(えびの市など))、姶良カルデラ、阿多カルデラ(鹿児島湾出口)、鬼界カルデラ(硫黄島付近)です。

姶良カルデラは、錦江湾の奥を形成するカルデラです。
約2万5千年前、ここにあった火山が噴火し、大量のシラスを堆積させました。
その跡が陥没し、そこに海水が浸入し、桜島がカルデラの南壁付近に隆起して、今の形になりました。
姶良カルデラを見てみましょう。


鹿児島市の国道10号から錦江湾奥を望む。
カルデラを南西から見ています。


前の写真と反対側の、福山の町からカルデラを見る。


前の写真から、笠之原台地に登る途中の高台から見たカルデラ。
ここから見る錦江湾奥は丸い湖のようで、カルデラらしさがわかります。

以上の写真は、3枚の写真を写真合成ソフトで繋いだものです。


姶良町脇元の、国道10号沿いの崖。
急な崖が続いていますが、カルデラ壁です。
このようなカルデラ壁は、大雨のとき土石流が発生しやすいです。
平成5年の鹿児島豪雨災害のとき、鹿児島市竜ヶ水で土石流が発生し、列車や車の人の動きが取れなくなりました。
そのときの救出の様子は、NHKのプロジェクトXで紹介されました。
コメント (4)
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