ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

観劇10(歌舞伎町大歌舞伎)

2024-05-05 22:00:31 | 観劇
初めて歌舞伎町のシアターミラノ座に行ってきました。相変わらずの歌舞伎町の人の多さ!歩きにくいったらありゃしない!

演目は
正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)
中村虎之介さんと中村鶴松さんの舞踏です。

流星
七夕を主題とした物語
中村勘九郎さん、中村勘太郎さん、中村長三郎さんの親子共演。

福叶神恋噺(ふくかなうかみのこいばな)
落語の貧乏神による新作。

面白かった〜
貧乏神おびんちゃんは中村七之助さん、腕は良いのに働かない大工辰五郎さんは中村虎之介さん、貧乏神すかんぴんは中村勘九郎さん。

おびんちゃん貧乏神なのに辰五郎さんに恋をしてしまいます。貧乏神なのに、お金を取り上げるのではなく渡しちゃう。挙げ句に身の回りのお世話も甲斐甲斐しくして尽くしてしまいます。
辰五郎がおびんちゃんのお金を取ろうとしたところで、とうとうおびんちゃんは三下り半で去っていきますが…

ラストはハッピーエンドなんです。
おびんちゃんは福の神になりたかったのだけど、それも叶うことが出来て良かった!めでたしめでたし!です。

辰五郎さんのしっかりものの妹役で中村鶴松さんが出てくるのですが、本当の女性にしか見えなかった〜
七之助さんは、相変わらずの美しさでした。
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観劇7(夢の泪)

2024-04-18 17:41:57 | 観劇
こまつ座の『夢の泪』を観劇してきました。
前回、観劇したのは2010年でした。
また、新たな気持ちで観劇してきました。

こまつ座の舞台は、いろいろ考えさせられることが多いですが、この舞台は、東京裁判三部作のひとつなのでより色々な思いが出てきます。

東京裁判…敗者が勝者に裁かれる。はたして正しい裁きだったのだろうか…戦争責任とは…などいろいろ思います。
なぜ?戦争を始めてしまうのか、現在でも続いている戦争、何故に人はこのことについて学ばず繰り返すのだろうか…

最後に、弁護するはずだった松岡洋右の肺結核が悪化し弁護が続けられなくなります。落胆する弁護人達なのですが、その娘が「私達日本人が自分たちで裁いていかなければならない」と訴えるセリフがあります。印象に残りました。

出演はラサール石井さん、秋山菜津子さん、瀬戸さおりさん、久保酎吉さん、粕谷吉洋さん、藤谷理子さん、板垣桃子さん、前田旺志郎さん、土屋佑壱さん、ピアノは朴勝哲さん、演出、栗山民也さんです。

井上ひさしさん生誕90年ということで、終演後のラサール石井さん、久保酎吉さん、藤谷理子さん、板垣桃子さんの終演後のトークショーも楽しく興味深かったです。

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観劇6(カラカラ天気と五人の紳士)

2024-04-09 16:34:58 | 観劇
春の嵐の中、『カラカラ天気と五人の紳士』を観劇してきました。

作:別役実
出演:紳士1~藤井隆さん
  紳士2~溝端淳平さん
  紳士3~小手伸也さん
  紳士4~野間口徹さん
  紳士5~堤真一さん
  女1~高田聖子さん
  女2~中谷さとみさん
  ヴィオラ奏者~穂高真奈美さん

とある地下鉄のホームに棺桶を運びこむ五人の紳士たち。どうやら懸賞でもらったらしい。それもハズレの一番だとか…。
それの置き場でひともめする五人。
このやり取りが、くだらないと言うか、バカバカしいと言うか、とにかく笑える。置くための台をどこに置くかで棺桶をのばせばいいとか、なに?なに?そういう世界なのと不思議感満載。

やっと置いたと思ったら、せっかくの景品を役立てるには、誰かが死んで中に入らねばと議論が始まる。
野間口さんが小手伸也さんの指示のもと、柱に登るよう促され、電球を外して指を入れて感電死をと言われる。それに素直に従う4人。子どものようなやり取りに笑えるんだけど、不思議な世界観。 

そんなところへショッピングバッグを持った女性2人が登場。おもむろにホームにシートを敷いて荷物を広げだす。虫干しだとか…。
この2人と五人の紳士たちのやり取りもものすごく笑える。

この世界は何?と思っているうちに、どうやら雨が全く降らずカラカラ天気で水も全く飲めないまま時が過ぎているという事がわかる。そして女二人は懸賞で当たり一番の景品青酸カリを持っている。

この人たちは、ひたすら死に向かっている模様。
タバコも思うように吸えない、水も飲めない、苦しい時代なのか。懸賞の景品が青酸カリと棺桶。これも死を促してるの?と思う。

結局、青酸カリは薬局の手違いで重曹だったとラジオ放送で流れる。女二人は死んでやると飛び出し電車に飛び込む。

残された五人は死についての話し合い、「分別があるから死ぬことは出来ない」と語りだす。では、どうしたら良いのか…必ず死ぬのだから「一所懸命に死を待つ」という結論。

この舞台は何を言いたいのか、結論を求めたくなる私…
ラストまで不思議だった。上演時間1時間10分、あっという間に終わった。
ただ、死んではいけないということだけ残る。待つ、一所懸命に生きて待つ!

コメント (2)
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観劇4(猿若祭二月大歌舞伎)

2024-02-23 23:28:39 | 観劇
十八世中村勘三郎十三回忌追善公演「猿若祭二月大歌舞伎」に行ってきました。
チケット代金高いし迷ったけど、足を運んでよかった。観劇してなかったら後悔していたかも。

演目は
『猿若江戸の初櫓』
猿若役の勘太郎くんが頑張っていました。出雲の阿国は七之助さん。
勘太郎くん、12歳。
中村屋ゆかりの舞踏劇。大きくなったなぁ~と実感。踊りのことなんてわからないけれど、勘九郎さんと似てる。こうやって継承されていくんだろうなぁ。

『義経千本桜 すし屋』
文楽でこの段は、かなり以前に観劇したような気がします。
悪い息子に見えて、実は親孝行息子なのだけれど、それに気がついたときには、すでに遅く…切ない終わり方です。
1人の武士を守るために、何人の人が犠牲になったのだろう。悲しい結末だった。中村芝翫さん熱演です。

『連獅子』
今回観劇したかった理由はこの演目のためと言ってもいいです。
親獅子は勘九郎さん、子獅子は長三郎くん。
数年前の勘太郎くんの子獅子を観劇したから、弟である長三郎くんの子獅子は絶対に観たかった。
長三郎くん、10歳。見事でした。拍手喝采です。
これまた、踊りのことはわかりませんが、親獅子、子獅子という関係性がひしひしと伝わってきます。勘九郎さんの親獅子の厳しさ、子どもを思う優しさも伝わってきて感動しました。
勘九郎さん、カッコいいです。

勘三郎さん、お孫さん達の演技、踊り観たかっただろうなぁ。いや、きっとどこかから観てますね。

中村屋、大好きです。勘太郎くん、長三郎くんをはじめ、これからも応援しなくっちゃ!

良い舞台、観せてもらいました。

今回は3階席だったのですが、歌舞伎座の3階席は悪くないです。花道はちょっと見切れてしまいますが、舞台は思いのほか、近くに感じます。3階席の金額であれば、昼の部、夜の部と両方観劇も可能かもしれないと思いました。



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観劇2(オデッサ)

2024-01-26 22:39:55 | 観劇
『オデッサ』を観劇。

作、演出、三谷幸喜さん
出演は柿澤勇人さん、迫田孝也さん、宮澤エマさんです。

英語が話せない重要参考人の迫田孝也さんと、その迫田さんを取り調べるのが日本語を話せない宮澤エマさん。二人の間で通訳をするのが柿澤勇人さん。この3人だけの芝居が、とにかく面白かった。
面白くて面白くて、笑った!笑った!

迫田さんが犯人であるわけもなく、無事にHappyEndで落ち着くものだと思ったら…

とんでもなかったですね〜
そう来るのかぁぁぁぁ〜と…恐るべし三谷幸喜さんです。
三谷幸喜さんってすごいなぁ、

宮澤エマさんの英語と、迫田孝也さんの鹿児島弁が、とても心地よかった。
お蕎麦も食べたくなってしまった(笑)

また観劇したくなる舞台だった。
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