ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

赤坂大歌舞伎

2008-09-17 23:41:13 | 観劇

記憶の新しいところで、まずは昨日の舞台レポをします。

昨日は『狐狸狐狸(こりこり)ばなし』と『棒しばり』の演目でした。

狐狸狐狸ばなし・・・・・・元々は、歌舞伎の演目ではないそうです。だからなのか、その名の通り肩のこらないコメディで分かりやすい舞台でした。

夫(勘三郎さん)がいるのに、不倫をする妻(扇雀さん)とその相手のお坊様(段治郎さん)。段治郎さんはあちこちに女を作るので、扇雀さんはやきもきしている。そんな時に段治郎さんに新しい女の影が・・・・・それで文句を言うと、だったら勘三郎さんを殺せと・・・・・。

扇雀さんは勘三郎さんに毒をもって殺してしまう。何もかもうまくいったと思ったら、勘三郎さんが生き返る。もう、皆でお化けだと大騒ぎ。ところがこれは、何もかも知っている勘三郎さんが、妻を懲らしめようとした事。雇い人の弥十郎さんと一緒になり、死んだふりをして死んでいない。結局、最後は妻の扇雀さんは、気がおかしくなる・・・・・・・

と思ったら、どんでん返しがあるんだけどね。

笑い場面が満載だけど、人間の怖さも充分出ている舞台だった。男と女の怖さね。

客席の森光子さんの事を突然話したり、勘三郎さんならではのアドリブがありました。あ~~~~自席で観たかった(笑)

棒しばり・・・・勘太郎さん、七之助さん、亀蔵さんの舞台。これは狂言の演目ですね。

殿(亀蔵さん)に仕える太郎冠者(七之助さん)と次郎冠者(勘太郎さん)は、主人が留守のたびに、酒を盗み飲んでしまう。そこで、殿は二人の腕をしばってしまう。勘太郎さんは棒を肩に乗せ、両手を広げた状態、七之助さんは両手とも、後ろにしばられる。でもこの二人、こんな状態でも協力しあいながら、お酒を飲んで酔っ払ってしまうのね。

この二人の踊りが見どころです。ユーモラスでとっても楽しいのです。兄弟だからなのか、とっても楽しそうな二人の雰囲気が伝わってきました。

この演目はずっと観たかった演目だったので、大満足でした。そして今回はもう一つ発見。勘太郎さん、七之助さんそれぞれに付く後見さんの動きが素晴らしい。なんかね~~~仕事に徹していて、ホレボレしました。

ちなみに、もうひとつ観たい演目は『高杯(たかつき)』です。字が間違っているかも・・・。

お腹さえ痛くならなければ、もっと大満足だったのだけどなぁ~~~~(笑)

コメント (2)
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