地下道を歩いていたら、右後方に白い杖が見えました。点字ブロックを確認しながら、女性が歩いていたのですね。ちょっとだけ左によけて、その女性は私の右前方に行きました。
するとその女性、急に立ち止まったんです。私にとっては、予期せぬ出来事で、うわぁっ!とぶつかってしまったわけです。彼女は私の足を踏んずけて・・・・・思わず、私『ごめんなさい』って言いましたよ。
でもね、彼女は無言・・・・その上、左折をしたかったようで、私がいるのに白い杖を思い切り横に振ったんです。たたかれるかと思いました・・・よけましたけど・・・・
なんかね~~~~~一瞬、腹が立ったのですが、しばらくするとすっごい悲しくなってしまいました。
彼女は、すっごくイライラしていたのかな~~とか、私がよけるのが当然だと思ったのかな~~とか、いろいろ考えたわけですよ。
ハンデを持っている人の、たとえば辛さとかは、わかろうと思っても難しいと思うのです。簡単に分かるよ~~なんて言えないし・・・・・。
でもね、だからといって自分が優位に立っているわけではないのです。そんな事肝に命じちゃいました。知らないうちに、優位にたってないか・・・・って・・・。
都会は皆、歩くの速すぎです。私は両親をつれて歩けないな・・・・とも思いました。
私自身もそうだけど、時間に、こき使われているような気がします。
ゆとりを持ちたいですね。