一度読んだ本を読み返すことは、全くと言っていいほどないのだけれど、この本は読み返してみました。
浅田次郎さんの『日輪の遺産』です。
随分前に読み、感動したことは覚えている。えっ~~~~~~あの人が、この人だったの!!ってびっくりしたことも覚えている。
でも読み始めると、ほとんど初めて読むような感覚になってしまった。いかに覚えていないかだよね~~。それでも全体の流れは、さすがに分かる。今回は、登場人物がとても気になり、実在した人かどうか、スマートフォンで調べながら読み進めました。こういう時、スマートフォンは便利ね~~~。
調べてみると、当然のごとく実在していて、クーデターで殺されていたり、自ら命を絶ったりしていることも事実。命を絶つ事の本当の理由は、本人だけが知ることだと思うけど、この本ではその意味もきちんと物語の中に織り込まれている。
そういう解釈もあるのか~~~と考えるだけでも面白かった。
映画を見そこねてしまったことが、悔やまれる。