新年度になり、いまだバタバタしていて夜は気がつくとうたた寝・・・・歳かしらね(笑)
ということで、なかなかブログアップができません
先日、宮部みゆきさんの『名もなき毒』を読んだら前作があったと書きましたが、やはり読みたくなり引っ張りだしました。『誰か』です。
9年くらい前に読んでいるのですが、全く記憶がよみがえらず、初めて読むように読み終えました。新鮮だった・・・・と喜んでいいのか・・・・いや!記憶力の低下を嘆くべきですよね。
自転車によるひき逃げ事件が起こり、その娘さん達とのやりとりから犯人を追い詰めていきます。
さすがにラストは『あ~~~そういう話だった!』と思い出しますが、ただ単に、ひき逃げ犯を追い詰めるだけでないところがすごい。
亡くなった父親の過去、その娘(姉妹達)の現在が暴かれます。ある意味後味が悪いところがあります。かなり腹も立つ部分もあります。
でも、主人公の三郎さんが良くて救われます。読み応えのある1冊です。