レ・ミゼラブル・プレビュー公演に行ってきました。
新演出となった久しぶりのレミゼ、とても楽しみでした。
映画のレミゼに、より忠実です。セットがコンパクトになった感じです。その分、場面転換が細かいかもしれません。そしてよりリアルに感じます。
司教様の家、バルジャンの家、当然ですが扉があります。だから、バルジャンがマリウスに告白をして、コゼットを託し戻る時にはドアの中に消えていきます。それがまた、切ないんですよ。
映像も多く使われています。一番印象にのこったのは下水道のシーン。前作よりも、下水道って感じが十分に伝わってきます。
バリケードもコンパクトなのですが、迫力は十分あります。ガブローシュが亡くなるシーンが本当に切なくて、終演後も思い出して涙がでてしまいました。今回はガブローシュとグランテールの関わりがとても深く描かれていると思います。
私は今回の演出、好きです。とても丁寧に感じました。学生達のシーンでは、学生の声がたくさん聞こえてくるのも良いなと思いました。
カフェ・ソングの演出も好感が持てます。観劇される方も多いと思うので、あえて書きませんが前作の横1列に学生達が並ぶよりも、とても自然に受け取れました。
カーテンコールでバルジャンが、司教様に頭を下げるシーンがありました。約束を果たしましたって感じで・・・・切なかったです。
レミゼは、やはり素晴らしいです。悲しいお話ですが、希望を持てる、希望を持つことの素晴らしさを教えてくれる物語だと思います。
ジャン・バルジャン・・・吉原光夫さん
ジャベール・・・川口竜也さん
ファンテーヌ・・・和音美桜さん
エポニーヌ・・・平野綾さん
テナルディエ・・・駒田一さん
マダム・テナルディエ・・・谷口ゆうなさん
マリウス・・・山崎育三郎さん
コゼット・・・磯貝レイナさん
アンジョルラス・・・野島直人さん