島田荘司さんの『写楽・上』です。
もともと歴史ミステリーが大好きなのですが、これは写楽は何者だったのか・・・という物語です。
この本、現代と写楽が生きていた江戸の物語が、交互に出てきます。
物語前半は、主人公の息子が悲惨な事故にあい、亡くなってしまうところから始まります。
後半は写楽の研究で話は進むのですが、主人公のプライベート、家庭がどう落ち着くのかなども気になるところです。
すでに下巻を読み始めていますが、やはり写楽は謎の人なんですね。謎が多いから、面白いのかもしれません。
鎖国時代が崩れていく、江戸末期の様子も少しわかって面白いです。
大阪と江戸では、貨幣が統一されていないって言うのも初めて知りました。日本なのに外国みたいですよね。