観劇その6（9日間の女王）

『9日間の女王』を観てきました。

上川隆也さんはもちろんですが、堀北真希さんも良かったです。

出演者は他に江口のり子さん、田畑智子さん、浅利陽介さん、銀粉蝶さん、田山涼成さん達です。
演出は白井晃さん。

堀北さん演じるジェーン・グレイは実在の人。在位9日間だけの女王。

時代に翻弄されてしまったのね…女王なんてなりたくなかったのに…。
改宗すれば命は助けてもらえるのに、王位を受け入れてしまったことは自分の罪と言い、処刑台に消えます。

潔いって言うか、生きたい、死にたくないと言うことにジタバタしない。信じる力の強さなのかな。

それにしても、ジェーンの両親はひどい。娘を利用して政略結婚の上に、女王にするための裏工作。
日本の戦国時代も似たようなものかしら。

ちょっとだけイギリスの歴史に興味を持ちました。

メアリー1世役の田畑智子さん、凛とした冷たさが迫力でした。エリザベス役の江口のり子さんも存在感ありでした。

家庭教師である上川隆也さんが必死に改宗を求めるシーンが切なかったです。

音楽は女性がギター弾き語り。ブラックバードと言うことで物語に加わっています。歌声がより切なさを際立たせていました。