西條奈加さんの『隠居おてだま』です。
隠居すごろくの続編になります。
今回もいろいろなことが起こります。
隠居した徳兵衛さんなのに、孫の千代太の影響もあって、組み紐という新しい商いを始めて忙しい日々です。
そんな中で職人達のちょっとしたトラブルの仲裁に入ったりもするのですが、今回の最大な出来事は娘のお楽の婚姻。
お楽は一人娘ってこともあり、わがまま、贅沢三昧。気に入った男性が出来るとすぐに惚れて分かれたりくっついたりを繰り返す。
ところが今回はおめでた!現代なら授かり婚とか出来ちゃった婚で認められるけど、江戸時代はそうはいかないよね~。
相手はかざり職人。腕もよく、性格も良い、お互いに惚れ合っているということで、徳兵衛さん抜きで徳兵衛さんに認めてもらえるよう、家族全員が動き始める。
結果的には徳兵衛さんはのけ者。
うまくいくわけもなく、途中でバレる。
徳兵衛さんの悲しみが痛いほど分かる。
それが怒りに変わり、家族と縁を切り妻とも離縁となる。
物語は丸く収まるのかと思ったら、離縁のままなんとなく妻との関係が良くなりそうなところで終わる。
これは続編あるよね~期待大だわ。孫、千代太との関係も修復されてないもの。
登場人物の気持ちが痛いほど伝わる文章が心地よい作品。西條奈加さんの作品、好きだなぁ。
隠居すごろくの続編になります。
今回もいろいろなことが起こります。
隠居した徳兵衛さんなのに、孫の千代太の影響もあって、組み紐という新しい商いを始めて忙しい日々です。
そんな中で職人達のちょっとしたトラブルの仲裁に入ったりもするのですが、今回の最大な出来事は娘のお楽の婚姻。
お楽は一人娘ってこともあり、わがまま、贅沢三昧。気に入った男性が出来るとすぐに惚れて分かれたりくっついたりを繰り返す。
ところが今回はおめでた!現代なら授かり婚とか出来ちゃった婚で認められるけど、江戸時代はそうはいかないよね~。
相手はかざり職人。腕もよく、性格も良い、お互いに惚れ合っているということで、徳兵衛さん抜きで徳兵衛さんに認めてもらえるよう、家族全員が動き始める。
結果的には徳兵衛さんはのけ者。
うまくいくわけもなく、途中でバレる。
徳兵衛さんの悲しみが痛いほど分かる。
それが怒りに変わり、家族と縁を切り妻とも離縁となる。
物語は丸く収まるのかと思ったら、離縁のままなんとなく妻との関係が良くなりそうなところで終わる。
これは続編あるよね~期待大だわ。孫、千代太との関係も修復されてないもの。
登場人物の気持ちが痛いほど伝わる文章が心地よい作品。西條奈加さんの作品、好きだなぁ。