ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

読書11(長いお別れ)

2019-06-19 07:39:09 | 読書
中島京子さんの「長いお別れ」です。
映画の予告を見て、慌てて読み始めました。
いつもの買ってあるけど、なかなか読めなかった1冊です(笑)

よい本でした。
介護を経験した人は、ひとつひとつのエピソードに頷かれるのではないでしょうか…。
我が家は認知症ではないですが、少しずつ少しずつ体が動かなくなる親にどうしたらよいか悩む日々でした。そんな状態でも本人は動いてしまい、この小説のように転んで起き上がれなくなる。
転ぶと本当に起こせないんですよね。
ついそんなイライラをついぶつけてしまったり…。

この小説の主人公であるお父さんはアルツハイマーを発症します。
その全ての世話を奥さんである曜子さんが行う。
時に3人の娘に愚痴を言ったり怒ったりしながらです。

奥さんの曜子さんが立派です。老々介護のわけですが、在宅でしっかり見届けようとする覚悟がすごい、
娘たちも決して無視しているわけでなく、それぞれに出来ることを頑張ろうとする。
家族が思いやっている温かいお話だと思います。

長女の切ない気持ちもよくわかるなぁ。

映画もとても良さそうだけど、はたして観に行ける時間があるかな~。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (pippi165)
2019-06-24 10:57:53
私も読みました。義母は重度の認知症なので、作品の中のお父さんと同じように思いを伝えたくても次第に言葉を構成することができなくなりました。その過程がとてもリアルで、とてもひきこまれました。周囲ができることをやる。響く言葉ですね。
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Unknown (ぷーさん)
2019-06-28 23:52:44
pippiさんへ
良い本ですよね~
映画をとても観たくなりました。
行けるかな~
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